ドライアイ | 眼科は中央みなとクリニック | 築地月島新富町東京都中央区明石町

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ドライアイ dry eye

どんな病気？

ドライアイとは、目の表面に広がって崩れない涙の本来の性質が失われ、目の不快感や見えにくさなどを引き起こす病気です。失明につながることはありませんが、生活の質を大きく損なってしまうため、適切な治療を行うことが大事です。
ドライアイの原因は様々なものがあります。加齢による涙量の減少、コンタクトレンズの使用、長時間パソコンやスマホなどの画面を見る習慣、エアコンなどによる低湿度な生活環境、喫煙、ストレスなどです。またドライアイは男性より女性に多く、多くは中高年の女性です。そのほか飲み薬や目薬の影響、シェーグレン症候群という自己免疫疾患もドライアイの危険因子です。日本におけるドライアイの患者さんは2,200万人に上ると言われています。

症状は？

ドライアイの症状と言えば「目が乾く」ことと思われるかもしれませんが、「目がゴロゴロする」「目が開けにくい」「目がかすむ」「目が疲れる」「目が痛い」「目が赤くなる」「涙が出る」「目やにが出る」など多岐にわたります。これまでの研究によってドライアイは「涙の量は保たれているのに眼の表面に留まる力が弱い」ことによって起こることが分かっています。「涙液の安定性低下」がドライアイの症状を引き起こす根幹と考えられています。

治療方法は？

ドライアイの治療は、まずドライアイを引き起こす環境や要因を減らすことが大事です。部屋が乾燥している人は加湿器を使用する、コンタクトレンズを使用する人は使用を減らして目を休ませるなどです。次に「点眼薬による水分の補充」を行います。近年は外側から水分を補うだけでなく、眼の中から水分や涙を留まらせる役割を担うムチンという物質を出させる点眼薬も登場しています。点眼薬の治療だけでは不十分な重度の患者さんには、鼻につながる「涙点」という小さな穴に栓をする「涙点プラグ」という治療を行うこともあります。気になる自覚症状がある方は、まずは眼科にご相談ください。