泌尿器科

各科のご紹介

当科の特徴

泌尿器科では、排尿障害、尿路感染症、尿路結石、腎臓・膀胱系のがんなど、泌尿器に関わる様々な疾患を対象としています。泌尿器分野の専門医が、男女問わず、小児から高齢者まで、幅広く診察を行っています。
泌尿器の病気はデリケートな領域だけに、患者さんに対して病気についてきめ細かく説明するとともに、どんなことでも相談しやすい雰囲気づくりを大事にしています。気になる症状があればお気軽にご受診ください。
尿漏れイメージ尿漏れイメージ

対象となる疾患

頻 尿
日本全国に頻尿を自覚している方は多数います。特に「夜間頻尿」とは夜間に1回以上、排尿のために起きていることをいい、全国で約4500万人いるとされています。
頻尿の原因は様々ですが、代表的なものは「過活動膀胱」「前立腺肥大症」という加齢による身体の変化が原因となることがあります。
過活動膀胱
過活動膀胱は様々な原因で膀胱が過敏になった状態です。急にやってくる我慢できない強い尿意(尿意切迫感)を主体としています。
もし、このような症状があった場合には受診することをお勧めします。内服治療によって症状が劇的に改善する可能性があります。
(過活動膀胱で使用する内服薬には「緑内障」という病気をお持ちの方に使用できない場合があります。その場合はかかりつけの眼科医に相談させていただくことがあります。※多くの場合は問題なく使えます)
尿我慢イラスト尿我慢イラスト
前立腺肥大症
前立腺肥大症とは、下の図に示すように前立腺が肥大することにより、尿の通り道が狭くなり、①排尿症状(尿が出にくい、途切れる、お腹に力を入れないと出ないなど)、②畜尿症状(頻尿、間に合わないような尿意、漏れてしまう)、③排尿後症状(残尿感、排尿後に尿が染み出る)といった症状が出現します。
前立腺イラスト前立腺イラスト
当院では前立腺肥大の有無について診察室で超音波検査をその場で医師が行います(2-3分で行えます)。一般に前立腺の体積が30cc以上あるようであれば前立腺が肥大していると判断します。
前立腺肥大症と診断され、上記のような排尿症状がある場合には、まず排尿日誌や問診から排尿の分布を把握し、①生活指導、②内服治療などを行います。
内服治療については狭くなった前立腺内の尿道を拡げる薬や前立腺を小さくする薬を処方しております。
季節や時期により排尿状態は変化していきます。内服の調整を含めて、定期的な前立腺肥大の評価を細かく行っていきます。
前立腺肥大症には前述した「過活動膀胱」も一緒に伴っている場合があります。その場合には前立腺肥大症の治療に併せて、過活動膀胱についても内服治療を行う必要があります。
膀胱炎
一般的な膀胱炎は膀胱の中に細菌が感染することで炎症が起きる「急性膀胱炎」といい、排尿時の終わりに来る痛み、頻尿、残尿感、血尿などの症状が現れます。膀胱炎で発熱することはありませんが、膀胱炎がうまく治らなかったり、治療を行わないと腎盂腎炎という発熱する病気になることがあります。腎盂腎炎は場合によっては入院が必要になりますので、たかが膀胱炎と思わずに早期に受診して治療を行いましょう。
膀胱炎は問診と尿検査で行います。(残尿が多いこともリスクとなるため、場合によっては残尿測定という検査も行います)
治療はよく水分摂取することと、抗生剤の内服を3~5日程度内服することにより、ほとんどの場合は完治します。
尿管結石
尿管結石は、激しい背中から腰、下腹部にかけての痛みや血尿などの症状があります。
結石イラスト結石イラスト
結石ができる原因は様々ですが、日本人の尿管結石の90%以上は「シュウ酸カルシウム結石」とされています。これは尿中に排泄されるシュウ酸とカルシウムが結びついてできる石です。
予防としては、①飲水(食事以外で2L以上の水分摂取)、②シュウ酸の過剰摂取の制限、③適切なカルシウム摂取、④塩分の過剰摂取制限(10g/日以下)、⑤夕食から就寝まで4時間以上空ける、などが推奨されています。
『シュウ酸摂取は控えてください』
特に食事において、シュウ酸はほうれん草、コーヒー、紅茶、チョコレート、ナッツ類などに多く含まれるとされています。結石になったことがあり、これらの食品を多く摂っている方は控えることをお勧めします。
『カルシウムは600mg/日を目指しましょう』
カルシウムの摂取については、意外かもしれませんが制限するのではなく、カルシウムを600~800mgを一日に摂取してください。食事で摂取するカルシウムが腸の中でシュウ酸と結合して便の中に排泄されます。これにより尿の中のシュウ酸濃度が低下します。日本人の多くはカルシウム摂取が十分にできていないとされています。目安としては牛乳一杯(200ml)でカルシウム約200mgが摂れます。
食事における工夫としてはシュウ酸とカルシウムを一緒に摂ることです。一例としてコーヒーや紅茶を多く飲む場合はミルクを足してみてください。これによりシュウ酸は腸の中に排泄されていきます。
『クエン酸を摂りましょう』
クエン酸は尿の中のカルシウムと結合して、カルシウムがシュウ酸と結合しにくくします。レモン、グレープフルーツ、キウイ、ミカン、パイナップルなどはクエン酸を多く含んでいます。
当院では、レントゲン、CT検査を殆どお待たせせずに早急に行い尿管結石の有無を診断することができます。
治療は内服薬や坐薬よる痛みの管理、結石を排泄するのを促す内服薬を用いて治療致します。
長期間に渡って結石が排泄されない場合には当院と連携している近隣の結石治療専門施設をご紹介しています。
男性更年期障害(LOH症候群)
男性更年期障害は、男性ホルモンの低下により、やる気がでない、性欲の低下、勃起機能の低下などが症状として出てきます。
多くの場合、加齢によるものなどと片付けられているかもしれませんが、若い方でも男性ホルモンが低下している方がいます。一部、抑うつ症状により「うつ病」と診断される方もいます。
当院では問診と質問票、血液中の男性ホルモンである「遊離テストステロン」を採血で測定を行っています。血中遊離テストステロンが低下している場合には男性更年期障害の可能性があり、男性ホルモンを補充する注射治療が受けられます。この治療により症状が改善する場合には男性更年期障害と診断できます。
※当院では男性ホルモンの注射治療を保険診療で行っています。
前立腺がん
『PSA検査』
「PSA」という腫瘍マーカーを採血で測定することで、前立腺がんの疑いがあるかについて判断します。血液中のPSAの濃度が4ng/ml以上あると前立腺がんを疑うことになります。PSAは当院での健康診断や自治体の検診で行うこともできますが、個別にPSAを測定することが可能です。
一般には50歳以上でPSA検査を行うことが推奨されています。特に、親・兄弟などの近親に前立腺がんの方がいる場合は、一般よりも前立腺がんが見つかる可能性が高く、40歳以上での検査を推奨しております。
『PSAで前立腺がんが疑われたら』
当院ではPSA検査で前立腺がんが疑われた場合に、MRI検査での画像評価を行います。
PSAが高く、MRIで前立腺がんが疑われる場合には、前立腺の組織を採取する前立腺生検を近隣の連携病院にご紹介しております。
『前立腺がんの治療』
前立腺がんの治療には大きく三つに分かれます。
・手術療法(ロボット支援下手術、腹腔鏡手術、開腹手術)
・放射線治療(小線源治療、外照射治療など)
・ホルモン療法
当院ではホルモン治療を行っている患者さんも多数いらっしゃいます。1~6ヶ月毎の定期的なホルモン注射を行いながら、定期的にPSAの値を監視していきます。
近隣の病院から転院してくることも可能です。

こんな症状があったら
ご受診ください

  • 尿意ががまんできない
  • 尿の回数が多い
  • 夜間に尿意で目が覚める
  • 尿に勢いがない
  • 尿が出るまで時間がかかる
  • 残尿感がある
  • 尿が漏れる
  • 排尿時に痛みがある
  • 尿に血が混じる
  • 陰部にかゆみがある など

検査と治療

疾患に応じた各種検査を行い、適切な治療を実施します。外科手術など、より高度な治療を必要とする場合には、慈恵医大、昭和大学豊洲病院、聖路加国際病院などと連携して治療を行います。
自然に排尿することが難しくなった患者さんには、カテーテルを使って排尿する「自己導尿」を導入し、指導を行っています。
<各種検査>
・ブラダースキャン(残尿測定検査)
・ウロフロメーター(尿流測定検査)
・腹部エコー
・陰嚢エコー
・男性ホルモン採血(テストステロン等)
・CT
・MRIなど
超音波検査やCT検査は診察当日に行うことができ、スピーディな診断が可能です。
なお、当科では、陰部の視診や触診を行うことは少なく、検査において下着を脱ぐ必要はほとんどありません。女性の残尿を確認するための超音波検査の際は、必ず女性スタッフが検査を行います。

診療日

診療項目診察時間担当医師
  月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜日
泌尿器科 午前
午後 田代[予] 齊藤(史)[予]
(第1、3、5週)

[予] は予約制となっております

診療項目泌尿器科
診察時間午前午後
担当医師
月曜日 田代[予]
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日 齊藤(史)[予]
(第1、3、5週)

[予] は予約制となっております

休診・時間変更等がある場合がございますので、来院前にこちらのページをご覧ください。

担当医師

齊藤 史典

齊藤 史典さいとう ふみのり

齊藤 史典

  • 福岡大学医学部 卒業
  • 東京臨海病院泌尿器科 勤務

所属学会 認定資格

日本泌尿器科学会

診療日

第1・3・5土曜日 午後 予約制

田代 康次郎

田代 康次郎たしろ こうじろう

田代 康次郎

  • 東京医科大学医学部 卒業
  • 東京慈恵会医科大学病院 勤務

所属学会 認定資格

日本泌尿器科学会専門医
日本泌尿器腫瘍学会
日本泌尿器内視鏡学会

診療日

毎週 月曜日 午後

アクセス

【最寄り駅】
東京メトロ日比谷線・築地駅/徒歩6分
有楽町線・新富町駅/徒歩7分
大江戸線・築地市場駅/徒歩10分
駅からのアクセスにつきましてはこちらのページをご覧ください。
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